漫画「パラサイト・ドール」をご紹介！
この作品のあらすじをおおまかに解説すると…
「私が君の代理で、イジメを体験するよ」──高校に通う多恵は、クラスで苛めのターゲットとなっていた。日々エスカレートするイジメによって、彼女はついに自己の限界を感じ、自身の命を絶つことを考慮してしまう。
しかし、その瞬間、自分とそっくりな顔をした少女メグと遭遇し、彼女に自分の身代わりとなって学校に登校する事を提案される。知らないのは多恵を装ったメグが実はサイコパスであるという事実だった…。学校はたった一人の少女によって恐怖の渦へと引きずり込まれていく、スリリングなサスペンスドラマです！
高校を舞台にした王道な復讐・制裁を目的としたサイコサスペンスが繰り広げられるので、この手のジャンルが好きな人は是非、チェックしておいて損のない漫画です！
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パラサイト・ドール【登場人物】
登場人物
- 春川多恵
- メグ
- 雨宮リリナ
- 芹香
- 杏
- 遊川
- 剛本
- 岡村先生
学校を舞台にしているので登場人物は多め。メグは多恵と外見が瓜二つな少女。多恵と入れ替わって学校へ登校。狂気的な一面を見せイジメてくる同級生達に制裁を与えていきます。
パラサイト・ドール【ネタバレ】
1巻ネタバレ
主人公である多恵は学校で雨宮リリナ率いる女子グループから壮絶なイジメを受けていた。日に日にエスカレートするイジメに我慢の限界を迎えた多恵は自ら命を絶とうと決断。橋の上から川に飛び込もうとした時、自分と瓜二つな「メグ」といった少女に声をかけられる。彼女は学校での生活を一日入れ替わって欲しいと懇願。受け入れた多恵。翌日、多恵として学校へ登校するメグ。多恵が受けていたイジメを体験すると同時にメグは凶器の切っ先をリリナ達へ向ける行動に出ていく。
2巻ネタバレ
メグの狂気がリリナと取り巻き達に向けられ、彼女たちは多恵（実際はメグ）に対する違和感を感じながらも対処できず、彼女を男友達に弄ばせる計画を立てます。しかし、その過程が盗聴器とスマートフォンを使って校内に配信され、教師たちは急いで介入します。翌日、多恵は学校に行くとリリナたちの態度が変わっていて、遊川が退学させられたことを知ります。これにより、多恵はイジメから解放されることを期待しますが、一方で剛本は多恵への怒りを募らせ、彼女に対する報復を企てます。
3巻ネタバレ
メグが多恵の代役を果たしその結果、多恵に対するクラスメイトの見方や関係性が改善し始めた。新たに友達もできそうな展開に多恵の期待は高まっていった。一方で、担任の岡村先生からは倉庫での問題について口外しないようお願いされる。多恵は混乱しながらもそれを受け入れた。再度メグと出会ったとき、多恵は感謝の気持ちを伝える。お礼は再び入れ替わることを提案するメグ。承諾した多恵。翌日、再び多恵と入れ替わったメグは学校で隠れてタバコを吸う剛本を見つけ、彼を気絶させて倉庫へ運んだ。
4巻ネタバレ
剛本からの連絡を受けたリリナたち三人は体育館の倉庫へ向かう。そこで多恵に扮したメグが現れ、剛本から強制的に下着を脱がされたと打ち明ける。その下着には工夫が施されており、芹香達がそれを引っ張ることで剛本の首が絞られていく。結局、剛本は死亡。その事実にショックを受ける芹香。リリナは多恵が何かを画策していたことを感じ、多恵の秘密を暴くことを決心する。一方、芹香は彼氏である剛本に危害を与えてしまった事実に落ち込む。その時、多恵に扮したメグが自宅に訪れる。
5巻ネタバレ
5巻ではメグが芹香と多恵の間で巧みに立ち回り、自分の非を認めつつもリリナを非難します。多恵の家での会話ではメグが多恵の疑念を察知し、剛本の死の原因をいじめた者たちの性格に求めると主張します。また、多恵の安全を考え、自分が学校に行くことを提案します。
一方、リリナは学校で多恵の様子を注意深く観察、彼女の変化を察知します。しかし、メグはリリナの問いに強く反論…彼女を退けます。
メグは再び芹香の家を訪れ、一緒に勉強することで芹香との絆を深めます。しかし、芹香は母親の偽善的な態度に嫌悪感を抱きます。最後に、多恵は自分で学校に行く決意をしますが、メグは同じ問題に直面するだけだと警告します。
6巻ネタバレ
6巻では多恵が友人の志麻とひまりとの関係を断たれ、リリナの圧力に直面します。しかし、多恵（中身はメグ）は不敵にリリナに立ち向かい、彼女の弁当を食べるという挑発的な行動をとります。一方、芹香はリリナの多恵へのいじめを拒否し、リリナに対する敵意を露わにします。
翌日はメグから多恵に入れ替わる。多恵は体育の授業中に怪我をし、その隙にメグの計画を実行します。リリナのスマホから自分の恥ずかしい写真を削除するという計画ですが、途中で清掃員が現れ、多恵はパニックに陥ります。しかし、彼女は作業を終え、授業が終わる直前にスマホを元に戻します。6巻では芹香の役割が物語に新たな展開をもたらす事が強く描かれていきます。
7巻ネタバレ
体育の授業後、多恵はスマホを元へ戻す事に成功。その後のテスト返却で芹香は過去最高のスコアを叩き出す。これは多恵の助けによるものだが、リリナはこれをカンニングと見なす。芹香は自身の努力を侮辱されたと感じ、リリナに反発する。
学校を出た多恵は、一日の出来事をメグに報告。しかし、メグはリリナと芹香の関係をさらに悪化させたいと思っていた。彼女は剛元の死の真相を知っていると告げ、その真相を明らかにすべきだと示唆する。多恵はその示唆を受け入れ、剛元の死の真相をメグから耳に入れる。
リリナは多恵が自分と芹香の友情を壊そうとしていると怒りを剥き出しにする。しかし、多恵は剛元の秘密を知っていると警告し、リリナが自分の下着を盗むように指示したと主張する。芹香はリリナのスマホを調査し、SNSのトークルームを見つけるが、それは既に多恵によって削除されていた。
しかし、他のSNSツールに証拠が残っている可能性があると多恵が伝え、リリナのアカウントを見つける。そこにはリリナが剛元、芹香を侮辱するメッセージ。芹香の怒りはピークに達し、彼女はリリナを激しく睨む。
8巻ネタバレ
8巻は、芹香のリリナに対する怒りを杏が鎮め、岡村先生が教室の緊張を揉み消そうとするところから始まります。学校が終わると、多恵はリリナが投稿したとされるメッセージに疑問を抱き、メグが何か裏で操作しているのではないかと疑います。一連の出来事により、クラスメイトたちは多恵を避けるようになりますが、芹香は彼女を支え、共に食事をすることを提案します。多恵は芹香とリリナの和解を望み、全面的な協力を誓います。しかし、その直後、芹香からリリナを陥れる計画への協力を求められます。
9巻ネタバレ
芹香はリリナを陥れる計画を持ち、多恵に協力を求めた。多恵は計画の内容に動揺し、親友のメグに相談。メグは多恵の代わりに芹香を説得する提案をした。計画の実行日、メグは多恵に成りすまして芹香と合流。リリナは公園で男たちに拉致されるが、実は彼らの真の目的は芹香だった。リリナは事態を予知していたかのように不敵に微笑んだ。
10巻ネタバレ
芹香はリリナを戒めようとしたが、逆に遊川たちに凌辱され、リリナに動画を撮られてしまう。翌日、多恵は学校でリリナの普通な様子を見て、芹香が改心して計画を中断したと思ったが…芹香は学校に来ていない。心配した多恵が芹香の自宅に行くと、水浸しの家と芹香の自傷行為に直面する。
11巻ネタバレ
芹香が自宅で自殺を図った。その光景を目にした母親と多恵は動揺し、直ちに救急車を呼んで芹香を病院に搬送した。母親は責任を感じ、ヒステリックになってしまった。二人はただ、芹香の無事を祈ることしかできなかった。
多恵が家に戻ると、メグと出会った。多恵はメグに、芹香の計画をどうやって説得したのか尋ねたが、メグは驚くほど冷静に報告を受け止めた。その時、玄関が開く音がした。帰宅したのは多恵の母親だった。母親はメグと多恵が入れ替わっていることに気付かず、その事実にショックを受ける多恵。
次第に、多恵は自分とメグが見分けられないことにより、自己の存在意義に戸惑い始めた。一方、翌日の学校では、杏がリリナに対して友人以上の感情を抱いていることが明らかになった。その感情に気付いたリリナは驚いた表情を浮かべた。
パラサイト・ドール【感想】
サイコサスペンス漫画なので心理的な緊張感や予想だにしない衝撃を与えてくれる展開やサプライズを与えてくれる漫画です。
主人公である多恵と似た容姿を持つメグが多恵に変わってイジメを与えてくる生徒へ制裁。その過程や結果は読者の気持ちをスッキリ爽快にさせてくれる魅力が詰まっています。
序盤ではメグといった人物の素性や背景など不明ですが…多恵とは真逆の性質を持つ彼女のサイコ的な行動には驚かされることばかり。制裁を与えた後の余韻は本当に痛快です。
ストーリーは王道的な復讐や制裁を与える物語ですが…メグといった人物がミステリアスに包まれているので今後、彼女の素性が明らかになるストーリーが広がっていけば、より幅や演出も面白くなっていくのではないでしょうか。
絵柄も綺麗で読みやすく次は誰にどんな制裁を与えるのか胸を踊らせてくれるのも魅力的に思いました。
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