漫画「いじめるヤバイ奴」ネタバレ！狂気の虐めの真実は強要されていた！？

漫画「いじめるヤバイ奴」は中村なん先生が描く「虐め」をテーマにしながら新しい切り口で仕立て上げられた加害者の苦悩などを描いていく作品。

漫画のあらすじを読めばすぐに物語の内容を把握できるので全容をネタバレしますが、クラスに君臨するいじめっ子のリーダー格である男子生徒・仲島（なかじま）は虐めをヒロインから強要されています。

虐めるつもりは毛頭ないのに「虐め」をさせられている…といった不思議な設定。しかも虐めの度合いはかなり過激。無理矢理、加害者にされながら苦悩を感じますが彼にはヒロインに逆らうことができない理由があります。

主人公である仲島は彼女の呪縛から解き放たれる日がくるのか…ヒロインは何故、虐めを受けたいのか…ミステリアスな部分もある注目の漫画が登場です！

漫画「いじめるヤバイ奴」ネタバレ

狂気のいじめっ子…実はさせられていた…

クラスに君臨する絶対王者であるいじめっ子の仲島。彼は連日、ヒロインである白咲（しろさき）に拷問並の虐めをしています。クラスメイトも仲島の狂気に同調して同じように白咲を虐めていたり…。

そんな中、一人だけ仲島の虐めに反抗を翻す者が登場。同クラスの田中といった男子高生。彼は勇気を振り絞り、仲島の虐めを止めようとしますが歯が立たず。それでも意外と粘着質な田中は何度も虐めを阻止しようと仲島の邪魔をしていきます。

冒頭、仲島の狂気的な虐めが描写された後、何故か白咲の自宅に足を運ぶ仲島。ここで二人の本来の関係が露呈してくる形へ。

二人の主従関係…実はまったく真逆だったのです。

仲島は白咲に脅されて虐めを強要されており、虐めに失敗…満足のいかないモノであったなら白咲から拷問が待っていたのです。ちなみに仲島が白咲宅を訪れたのは無理矢理、虐めを強要されている事によって精神状態が歪になってきたから…。

弱音を吐く仲島でしたが白咲さんにそんな事は関係なく、拷問して学校内での虐め強要を続行させていきます。

邪魔者のせいで生命に危険が…！？

日々の虐めの失敗は自分の生命に関わる事を知っている仲島。何が何でも白咲が満足する虐めを遂行しなければいけません。そんな中、1巻のアクセントになってくるのが正義感溢れる男子生徒・田中。

彼がとにかく仲島の虐めを妨害。

刻々と窮地に追い込まれていく仲島ですが何とか虐めの成功、クラスメイトや教員まで丸め込むことにも成功していきます。それでも田中の正義感は薄れる事を知らず、仲島の妨害へ。

そんな時、遂に田中の妨害が成功。仲島の虐めは失敗する事へ。満足する虐めを受ける事ができなかった白咲…冷徹な表情を見せて仲島を自宅へ誘ってきます。

白咲から自宅に招かれる…仲島にとって拷問を意味するものでした…。

真実の暴露は裏目に…！？

白咲宅に招かれる事になった仲島。実は先手を打っていました。田中を利用して白咲宅で行われる自分への拷問を見せようと計画をしていたのです。

途中まで仲島の計画通り。
しかし、一枚、二枚も上手であった白咲さん。拷問部屋は外部からの視線をシャットアウトする仕様になっていたのです。これによって仲島と白咲の真の関係は露呈せず。

逆に外で見張っていた田中を自宅に招く事になります。田中が入ってきた事で学校と同じ関係になる仲島と白咲。仲島は田中の前で白咲の歯をペンチで抜くといった凶行へ…。

この出来事によって田中は仲島が「本当にヤヴァイ奴」といった意識を植え付けられてしまい、以降は虐めの妨害をせず大人しい存在へ。逆に千載一遇のチャンスを棒に振ってしまった仲島は白咲の奴隷から抜け出す事はできず…。

玩具好きの転校生登場…

終盤は次巻での展開を予想させる演出。
田中も大人しくなり、今まで通り不自由なく白咲を虐めていく仲島。平穏な虐めの日々でしたが新学期となり転校生・加藤が登場。

加藤の趣味は意味深な玩具遊び。

仲島もこの時は加藤の驚異を感じていませんが次巻予告にて加藤との虐めバトルに勃発する模様…。

漫画「いじめるヤバイ奴」感想

普通は虐める側の加害者に苦悩なんて、ほとんど皆無だと思いますがこの漫画では加害者側が苦悩して恐怖を感じるストーリー。表裏一体で仲島、白咲共に虐めを受けては虐める側に回るといった斬新な設定。

また終盤で差し込まれる白咲が何者かに連絡をするシーン。

彼女が虐めを強要するのは何かしらの理由がありそう…！？ そして何故、仲島が選ばれたのか…この辺りも解明されてくるとグッとストーリー性が増してより面白くなっていきそうです。

話題性もあり問題作とも言える漫画。試し読みも可能なので興味が出た人は是非、チェックしてみてください。現在は電子書籍ストア「まんが王国」にて先行配信中！他電子書籍ストアでは2019年2月8日に配信予定となっています。