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漫画「標本のイデア」ネタバレ!神の国の中枢を暴く期待値大のダークミステリー!

標本のイデア

漫画「標本のイデア」は河原映里先生の作品。どことなく「約束のネバーランド」に似た雰囲気を醸し出す漫画。

食糧難の時代で主食は昆虫となっているが、神の国と称されるモルタの教会には聖域と呼ばれる場所がある。しかし、モルタは突如として人が消えるといった怪事件も起きており、妻を探すため主人公である記者、ウォルターが聖域へ足を踏み入れると…!?

漫画「標本のイデア」ネタバレ

主人公である記者、ウォルターには妻と子供がいる。しかし、5回目の結婚記念日を迎える前日に妻が突如として消えてしまう。そこから何年かの月日が経過して始まるのが本編。

ウォルターのいる世界は人口爆発による第二次食料危機の真っ只中。主食は繁殖が容易な昆虫類が世界の食事になっていた。

そんな中、神の国と称されるモルタではマスコミやメディアが関与できない報道規制区域、いわゆる聖域が存在。ウォルターは聖域に何があり、どうなっているのか興味を持っていた。

ちなみにウォルターの妻、ロゼはウォルターの同じ会社の新聞記者。彼女は聖域の実態に興味があり、真実を暴こうとしていた。そして突如、消えてしまったのだ。モルタでは聖域を暴くことは国に逆らう事と同等といった解釈がある。

聖域への一歩を踏み込むも…

モルタで毎年開催される祭礼。
そちらへ人員が捌かれている為、祭礼の日にウォルターは聖域の真実を暴こうと一歩を踏み出していきます。

聖地へ近づくと柵、発電機が設置されており、奥には人影が…。その人影を追って柵に触ると全身に電流が流れて気絶してしまうウォルター。

目を覚ましたウォルターは拘束された状態で牢屋に幽閉されていました。

幽閉されているウォルターの元へシスター(修道女)が現れますが何を答えるでもなく不敵な笑みをして去っていきます。

食糧難の時代…あり得ない場所を見つける同僚…

ウォルターが拘束されてからは同僚であるダミアンが活躍。外回りに出掛けて戻らないウォルターを心配。また聖域について調べていた事を知っていたダミアンはウォルターの後を追うように聖地へ赴きます。

そこにはウォルターが訪れていた事がわかる手掛かりが…。この時は聖域の奥深くまで侵入せず引き返しますが、豪雨で流されそうになるウォルターの娘を助けようとした事で聖域の中心地まで一気に足を進めることになるダミアン。

ダミアンは聖地に住む人間に助けられ、驚くモノを目の当たりにします。

食料である昆虫が大量におり、奥には高級食料であるトマトが食べきれないほど実っていました。

さらにダミアンは聖域で暮らす謎の人間、イデアと出会い交流していきます。空腹を知らず腕には紋章。さらに日光に当たると身体が焼けて死んでしまうといった聖域に住む特殊な人間達に驚愕するダミアン。

ショッキングな出来事はこれだけでなく…。

車の音と同時に身を隠すイデアとダミアン。

車から降りてきた人物は倒れている人間に身体を切断。その異常な光景に目を奪われるダミアンで1巻は幕引きとなります。

漫画「標本のイデア」感想

標本のイデア

中々にファンタジーでダークミステリーな漫画「標本のイデア」。個人的にはかなりのヒット作です。

食料難の時代に大量の高級食材まである聖域。そして聖地で暮らし、日光に当たると死んでしまう謎の人種。この報道規制区域である聖域の謎を記者が解き明かしていく物語ですが、ダークでバイオレンスな雰囲気が満載!

前述しましたが個人的に初期の約束のネバーランドに似たフィーリングで胸騒ぎがする作品です。謎に満ちた世界の真実は…実態は…物語的に期待値の高い漫画が登場しました!

知名度は低い漫画ですが、読めば必ずハマるダークミステリーサスペンス!是非☆彡

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