「自分勝手な女たち このベビーカーが見えませんか？」は河東ますみ先生の作品。表題タイトルの漫画に加えて他2作品が収録されているオムニバスとなっています。
どの収録作品もそうですが「自分勝手な女」の行動や言動が酷すぎる（笑）
こんな女は友達にもしたくない…と思える程、本当に自分勝手と言った言葉がピッタリと当てはまるキャラが続々と登場します。
ただ、自分勝手な女がハッピーエンドで終わるはずはなく、各エピソード共に結末は自己中、自分勝手な女が制裁を加えられるのですんなり、爽快に読めるのが魅力の作品です☆彡
全3作品が収録されていますが、タイトルでもある「自分勝手な女たち このベビーカー見えませんか？」の内容をご紹介していきます。
漫画「自分勝手な女たち」は電子書籍ストア「BookLive!」で無料試し読みも可能となっています。
漫画「自分勝手な女たち このベビーカー見えませんか？」ネタバレ
表題タイトルの主役は希美といった新米ママ。ベビーカー＝子連れ＝どんな事も優先されるべき…と考えている希美と友人ママ達。
ベビーカーで通行人の足を踏んでも謝るどころか、あんたが気を使って退きなさいよ…といった風な態度を見せていきます。
そして希美は育児が大変な事を良いことに掃除、洗濯、食事は全て外で働いて帰ってくる旦那任せ。自分はちょっとの育児とママ友達との遊びを楽しみに生きている女性がヒロインです（笑）
とにかくワガママで止められない暴走主婦たち…！？
希美はママ友達とアトラクション施設へ。
行き帰りの満員電車内ではベビーカーを畳まず、ママ友達の大きな声でおしゃべり。周りの乗客は迷惑顔。ベビーカーを畳んで欲しいと注意されても知らんぷり。
遂には子供はベビーカーの中でずっと座った状態でいいな〜なんて考えが頭をよぎったりします。
優遇されるアイテムを見つけた自分勝手主婦…
月日は経過して希美の子供である翔太は5歳へ。
しかし、希美は翔太をベビーカーに乗せた状態でお出掛けをします。通行人に5才児がベビーカーは可笑しいと言われても降ろす素振りさえ見せません。
が、逆にベビーカーの方が5歳児の耐荷重量に耐えられず壊れることに。
このままでは社会の優遇措置が受けられない…そう感じた希美は駅ホームで優先、優遇されるアイテムを見つけてしまいます。
ちなみに希美は子供二人目も考えて旦那に相談しますが、呆れた旦那は家を出て行くことに（笑）
ベビーカーによる優遇待遇が受けられなくなった希美は駅ホームで見たアイテムを利用して優遇される環境を作ります。
それが車椅子。
足腰が悪いわけではないのに、車椅子に乗って社会から優遇待遇を受ける希美。ご満悦です（笑）
自分優先し過ぎた故の逆襲を受けることに…！？
車椅子購入後は翔太に押してもらい優遇待遇に優越感を感じる希美。
しかし、次第に翔太にストレスが溜まっていきます。
「ママばっか座って楽してズルい」
不満が爆発した翔太は車椅子に乗った希美を線路へ突き落とします。
線路に落とされて普通に立ち上がる希美を見て周りにいた人達は困惑。救助に間に合わず、希美は電車に下半身を轢かれてしまいます。
「良かったねママ、これからずーーーっと座ってられるね！」
子供の無邪気な笑顔が悪魔のように見えてしまう希美。めでたし、めでたし。
漫画「自分勝手な女たち このベビーカー見えませんか？」感想
所謂、ウザい女…不愉快な女が叩きのめされていく爽快漫画。
ムカつく女がぐぅの音も出ない程の制裁に合う作品です。むしゃくしゃしててスッキリしたい時に読むとストレス発散に繋がるかも（笑）
後はウザい、不愉快な女ってこんな感じだよね〜と共感を得る部分もあると思います。
難しく考えず、頭を空っぽにして読める人間ドラマ作品です☆彡
自分勝手な女たち
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