漫画「狂った母性〜ママ友たちの完全犯罪〜」は鶴岡伸寿先生、井川楊枝先生のタッグで描かれる。息子達に犯罪者の汚名が着せられぬように裏で事件の隠蔽や明るみを最小限に抑えようと母親達の暗躍が描かれる作品。
とある有名私立中学校で男子生徒4人が一人の生徒を自殺に追いやる苛め事件が発生。
苛めていた生徒側の母親4人が息子達の将来を守るため、事件が明るみに出ないよう裏で画策をしていくのだ…。しかし、この母親の中の一人が他3人の母親では手に負えないような狂気の渦へと巻き込んでいきます。
漫画「狂った母性〜ママ友たちの完全犯罪〜」は電子書籍ストア「eBookJapan」で無料試し読みが可能！
漫画「狂った母性〜ママ友たちの完全犯罪〜」ネタバレ
まずは事件が起こる。
梨本聡といった生徒が歩道橋の上から飛び降り自殺をする。その事実に急遽、慌てだすのがヒロイン・早乙女奈緒の息子である悠斗である。
息子の挙動不審な態度…そして翌日のニュースで知る息子の同級生の自殺…。嫌な感じを味わいながら梨本聡の自殺に関する真相が明かされていきます。
母親が息子達の将来を守る為に結託する！？
聡を苛めていたのは早乙女悠斗、野本淳平、畑陽平、有馬岳彦の4人であった。ただ悠斗だけは苛めの傍観者といった具合で側で見ていただけ。直接的な手出しはまったくしていなかった。
そんな中、4人は屋上に集まり、これからの口裏合わせをしていく。そこで4人が聡を苛めていた現場を唯一目撃した中園あおいといった女子学生。彼女の口止めは仲の良かった悠斗が任される事へ。
中園の口止めをしようと説得する悠斗。丁度良く母親である奈緒が登場。口止めしようとした悠斗を見損なった中園は奈緒に聡の自殺の真相を打ち明けていく事へ。
自宅へ帰り、中園の語った事が事実なのか…悠斗のスマホを覗き見すると聡を苛めていた画像やらチャットメッセージを発見する事になる奈緒。ここで初めて息子への疑惑が確信へ。
最初は奈緒も息子を正しい道へ導こうと考えるが弱音を吐き、泣き崩れる息子に母性が負けてしまった奈緒…。やってしまった事に対して正しい道へ導くはずが彼を守る…といった思考へと変わっていきます。
決心した同時に一本の電話が早乙女家へ鳴り響きます。
それは苛めの中心人物であった有馬岳彦の母親・有馬めぐみからでした。めぐみは同じ境遇となっている野本、畑の母親も収集。
そして有馬めぐみは息子たちの将来への被害を最小限に食い止めましょうと提案。事件の真相が明るみに出ないよう画策していきます。
まずは担任教師を脅すことから…！？
有馬めぐみの気迫に押されていく他3人の母親。
その流れは担任教師の監督不行き届きになっていき、母親達は担任教師である桜亜津美の自宅を訪問。
有馬めぐみ主導で桜を拘束。さらに不倫している事実を突きつけて事件の真相を有耶無耶にしようと画策していきます。それでも教師として苛めがあった事実を母親達に訴える桜。
彼女に感化され、桜ではなく息子の変化に気づけなかった母親の責任であると泣いて詫だす奈緒。同時に野本、畑の母親も奈緒に続いていく。
有馬めぐみだけは桜の心が揺らいでる感情を読み取る。そして問題を先送りにして無難な道を選択する事を確信。拘束を解き、桜の判断に息子達を委ねるとして去っていく事へ。
翌日、事件の全容を教頭先生に説明する桜。
軽い苛めはクラス内にあったが悪ふざけの範疇といった無難な見解を教頭へ説明。
教室では悠斗以外の3人は談笑。悠斗の母親である奈緒は心に凝りを残しながら外を眺めていき、1巻は幕引きとなります。
漫画「狂った母性〜ママ友たちの完全犯罪〜」感想
まさに狂った母性が遺憾なく発揮されている内容。
本来であれば息子達の事件を受け止めて正しい道へ導き、更生させる事が親の役割でもあるが、有馬めぐみの手中に母親達も翻弄されてしまう展開へ。
ちなみに作中では有馬めぐみが有馬あやめで表記されているなど誤植があります…。「めぐみ」なのか「あやめ」なのかどっちだ…（笑）
中々に問題作であり、賛否両論となりそうな漫画。この母親達が今後、どのように行動を起こしていくのか興味が出てくる内容にも仕上がっています。
気になった人は試し読みも可能なので是非、チェックしてみてください☆彡
狂った母性〜ママ友たちの完全犯罪〜
漫画「狂った母性〜ママ友たちの完全犯罪〜」は以下から無料試し読み可能！興味が出た方、冒頭を読んでみたい方は以下から試し読み！